夢衣の足跡

別にゲーム攻略ってわけじゃなく 紹介ってわけでもない。 ―これはただの足跡。

カテゴリ:駄文

家に帰ると姉はいつものようにゲームを遊んでいた。私はゲーム画面を映しているTVの近くに座り、静かに姉のプレイを見続ける。「……アンタもやってみる?」言われた瞬間ぎゅっと胸が苦しくなり、身体中から変な汗が出た。「……ううん? やらない」必死にその言葉だけを返 ...

それからムイは徐々に変わっていった。最初はその変化に気のせいかな?なんて思っていたけれど確かに言動も態度も堂々としたものになっていた。でもたまにあの子の素みたいなものは表に出たりしてそういう時に思う。「外見はいくら傷付いても汚れても、その外見で内を守り続 ...

クラスがやばい、か。学校から帰り、部屋でゲームをしながらH子の言葉を思い出す私。ムイは言いたくないらしく、訊いても素直には答えてくれない。「………」アイツ今、寝てるよな…?私はゲームを中断し、居間にいるであろうムイの様子を見るために静かに歩く。耳に届くのは ...

「ねえ、あんたって一人っ子だったっけ?」ある日の学校―教室で私の友人のH子が話し掛けて来た。その顔は何か考えているようで、考えてなさそうななんとも言えない顔だった。「いや、下に一人いるけど?」「だよね。多分、私の下の子と一緒のクラスだったよね?」「あー…… ...

「………」部屋に戻ってゲームをしている私。その背中にムイからの視線を感じる。「なに? 暇なの? ゲーム、する?」もうひとつ余っているゲームコントローラーを持って、ムイに訊ねてみる。勿論、返事はなし。それはいつもの事だった、が…ムイは部屋の布団から出て来て ...

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