―悔しい。

そんな気持ちがまだ私の中にあった事に少しだけ驚いた。
ゲームでやりたい事が叶ったはずなのに……私は自分が思っている以上にゲームというものが好きだったらしい。

あ~はいはい。
負けて悔しいのなら満足するまでやればいいんでしょう?
厄介な事にそれ以外の方法を私は知らない。

今回の私が負けていた要素は……っと。
数秒、考えて理解する、立ち回り、入力精度、ゲームシステムの知識不足、キャラの知識不足。
昔はこんなにハッキリと 何が足りない とか分からなかったのになぁ。

昔は現在よりも 感覚 だけで遊んでいたし、少し考えるようになって成長したのかな?
やっぱり 勝利 より 敗北 した方が色々、学べるようだ。
そう考えるとたまの 負け もいいかもしれない。