仕事が終わり、帰路に就く。
駅に向かって歩いているとゆったりとした風が流れてくる。

お~…夏の風ですね~。
吹いて通り過ぎる風を感じながら、私の心は浄化される。

家に辿り着き、窓を開けてのんびりと過ごす中、電話が掛かってきた。
……ヒメさんだ。

「どう? 雨は?」
「現在は降ってないよ~…晴れですし」
「あ~……じゃあ のんびり してるんでしょ?」
「え、うん。なんでわかったの?」
アンタの根本は のんびり してるからねぇ。と笑い声と共に言ってくる彼女。

「周りもアンタの そういうところ は好きなんだと思う。構えないで良いし自然体でいさせてくれるってそんないないからね」

「私はそんなつもりはないし、私はやりたいようにやっているだけだよ」
「うん。それが本当にすごいと思うよ、今の時代じゃ中々、ね」
「ふぅん? よく分からないや」
「……睡眠効果もあるしね」
言われてみれば、眠たいかも……。

「……そういわれると眠たくなってきた…」
「問題はそこだよね…アンタ自身もよく寝るっていう……」
「……おやすみ」
「……寝るんかい! まあいいけど……風邪ひかないようにね」
「んむんむ。おやすみおやすみ」
ほんと変な子だね……という言葉をいただいて電話を切る。

私はなんでこんなによく寝る子になったんだろう?
考えているうちに私の意識はおちてしまった。