「少し遊んでやるか」

友人―彼は言う。
それはこっちの台詞、と私もやる気に満ちていた。

言ってはなんだけれど、彼はアクションゲームが下手である。
勿論、その感じ方は人それぞれだとは思っている。

勝負をして数時間が経った。
私も彼も眠気が限界に近い。

「あと一回!」
「え~……もう眠いんですけど……」

既に私は100回勝ち越している。
というより、ここまで学ばないプレイヤーも珍しい……。

「あれだけ時間やったのに……この程度」
彼の弱さは想定内だった。

「経験の差が出ましたね」
「くそ~!むかつく~!」

私はこのゲームのシリーズは一通りやっていて、最新作を最近購入した。
彼はこのゲームのシリーズに熱を入れたのは、今作が初めてだろう。
「一年も時間おいてコレじゃあなぁ…」
「うるさい! ほら、やるぞ!」

まあでも彼は楽しんでいるし、PSとしてみたら私の勝ちだけれど、楽しみ方としては彼の方が正しい気がしている。