周りはよく言ってくれる。
ムイは隠しキャラだよね、と。

隠れているかはおいといて
基本的に趣味がインドアだし、だからこそ引き籠っているのは確か。
そのくせ周りに何かあれば「面倒臭い」とか思いつつ、首を突っ込んでとっとと片付ける。
片付けるにしても勿論、私だけでは無理なので当人にも協力してもらう。

「ムイっていう人間の魅力は誰かが駄目になった時ぐらいにしか分からないからね」

昔から誰かが言っている言葉だ。
正直"ぐらい"ってなんだ"ぐらい"って。
……まるで他に魅力がないみたいじゃないですか。

そもそも、隠しキャラとか言われても
みんなの近くにいるじゃんね、普通にまったりしながら。
周り以外の人間達には確かに見つけ辛い位置にいるとは思うけれど、それは別に私に限っての事ではないと思うし…。

周りも薄々分かっていると思うし
私も勿論、分かっています。

そんなだから"出会い"がない事ぐらい。
だからってなぁ…この在り方が私の自然体だからなぁ…。
そこを認めてくれないと私が無理をする事になるし。
その無理している事を相手が勘違いしたらそれこそ面倒だし…。

あーあーダメですね、これは。
行動「しない理由」になってる(笑)
……反省しよう。