―――ザクッ。

そんな音と同時に
私の顔は痛さで歪む。

火で消毒した鋏が血だらけになっている。
勿論、それは私の皮膚も一緒。

「ふう……」

応急処置が終わり、とりあえずは安心。
でもコレって絶対に良くないものだから、明日にでも病院に行かなければならない。
……最悪、手術だなぁ、これは。

詳しくは調べていないけれど
ここまで気付かなかったのは自分のせいだ。

本当、嫌だなぁ。
身体が成長するのはいいんだけど、"こういうもの"まで成長するんだから。
癌とかも若い方が進行しやすいんだっけね?

本当、子供の頃から大変な身体ですよ。
まあ大事に使っていないせいでもあるのか。

さて病院探さないと。