私は友人である彼と会話をしていて
とても違和感を持った。

―あれ? 友人ってこんなにも人に興味がない人だったっけ?
言ってる事も考え方も私の知っている彼のものではない。

……すべてにおいて合理的。
そこに人間らしさは、ない。
……何だか、無機物を相手に話しているみたいな…。

……怖い。
正直、友人と話していてそう思った。

私の知っている友人というのものは
友人の元恋人さんが制御してくれて成り立っていたものなのかもしれない。
でも元恋人さんがいなくなってしまった現在、その感覚を友人は捨てたんだろう。

これが素の友人。
その友人と初めて会話をして、私は感じてしまう。
この子、魅力が全てなくなっている。

それは彼自身も自覚しているようだった。
だからってどうする事も出来ないから、これからもこのまま生きていく。
それが正解なのか間違いなのか、私達には分からない……。

……彼が変わるためには。
恋人がやっぱり必要なんだろう。

……なんだかなぁ。