その鈍感をどうにかなさいって言われた。
言われたって事は当然、それは私の事である……のだけれど、実は私は自身の事を鈍感とは思っていない。(鋭くもないと思うのだけれど)

でも私の知り合いの夫婦はその考えが分かっていたかのように言葉をぶつけて来た。

「アンタ、前にやったDVDちゃんと観た? Aは何度も崩れていたでしょ! アンタの言葉で!」

ああ、そういえば…ってアレってそういう意味だったんだ。
今更に分かる現実、そして真実。

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ある年の夏休み(多分)

A「ねーねー、○日って空いてる?」

私「空いてるわけないじゃん! 夏休みは新作ゲームばっかりだよ~!」

A「…………そっか」

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ある年の夏休み(多分)

A「あの…さ。ムイって花火大会とか行かないの?」

私「汗が出るの嫌だし、人込みも嫌、あと煩いのも嫌」(そしてどっかに消える私)

A「…………」

Aが可哀想と近寄っていく夫婦。

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ある年の夏休み(多分)

A「ねぇ、猫と友達どっちが大事?」

私「友達って何? っていうか人間なんて好きになるわけないでしょ?」(どっかに消える私)

A「…………」

Aが可哀想と近寄っていく夫婦。

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ある夫婦の家。

私「ねーねー、○○(二次元)ってかわいいよね~」

A「三次元は?」

私「え? まるで興味ないっすね~♪」(どこかに消える私)

崩れ落ちるA。
そしてある夫婦の言葉が聞こえた。

「なんかもう…ごめん。心がボキって折れる音が聞こえた気がした」

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ある年の夏の海で。

A「どうよ? この水着」

私「そんな事よりアイス屋さんいないんすかねぇ…溶けるわ~」

A「ああ、もう死に晒せ!」(砂掛け)

私「なんだよ、このバカ!」(走って逃げる私)

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ある年の雪積りの田舎町で。

A「寒い…死ぬ」

私「はぁ…なんで着込んで来ないかなぁ? ほら」(マフラー外してAにあげる)

A「え、いいの!?」

私「もらいものだけどね」

A「………いらんわ!」(マフラーポーイ)

私「いらんなら返せ!バカ!」

A「ちなみにこれ誰からもらったん?」

私「え、秘密」

A「はぁ……もうなんなんだ、アンタ」

私「え? ゲーマーっすけど?」

A「…………死ね」(雪投げ)

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いや、確かにそのような事はあったけど。
これ別に鈍感ってわけじゃないような……?
……ハッキリ言いたい事を言えばいいだけのような…?
…んんっ?