ナルキスミレ

内容:引きこもりを10年間続けた少女・スミレは、突然7階へ行くことを告げられてしまった。特段親しい者も、忘れられない思い出も存在しない彼女であったが、ある日病棟内で出会った「あかり」と名乗る女性に自分が生きた証を託す事を決意する。

感想:まずナルキッソス1と2はプレイしておいた方がいいです(登場人物の背景設定などで)
物語の時系列としてはナルキ2の4~5年後、ナルキ1の2~3年前となります。
私はプレイしておりませんが、ねこねこソフト「すみれ」とクロスオーバーしている(?)作品。

現在の世の中でスミレみたいな人間は少なからず存在するんじゃないかなぁって思う。
10年の引きこもり、楽しい思い出なんてない、でも生きたくて…でも…みたいな。
どんな人間であれ、自分が生きた証―思い出だったり、作品だったり、はやっぱり残したいのではないか?

世間でいえばその残すものと言えばやっぱり 子供 だったりする。

今回の物語は「自業自得」だったところが非常に大きくて、そしてとてもいたたまれない。
「自業自得」だからって、決してそのままにしておくべきではなく誰かが無理やりにでもなんとかすべきだったんじゃないかなぁ?と感じる。

例え、その時、本人が苦しむ事になっても。

スミレは別に悪い子ではないし、本当に子供のまま精神が止まっていて。
いろんな選択を迷い続けた結果、選択しない事を選択せざるおえなかった。

所謂、考えられない大人になってしまった。

これは私にも言える事だけれど、考えるって本当に大切なんだとこの作品を通して再認識させられました。